トルコの牛乳給食に見る牛と地球の関係 〜体にも地球にもやさしい食選び〜

12年ほど前、「トルコの牛乳給食が始まった」という新聞記事を読みました。

 

それによると、多くの子どもたちが腹痛で入院する騒ぎになるも、

国策として継続していく...とのことでした。

 

私は、それはおかしいのではないか?と思い、

新聞に寄稿したこともあり、小さいながらも反響をいただきました。

 

最近になり、ふとその後はどうしているのか調べたところ、

その国策はいまだに継続しているようです。

 

それに伴い、牛乳や牛肉の消費も拡大してるそう。

 

これは、日本においても、同じことが起こっています。

 

でもそれって、本当に私たちや地球にやさしい選択なの?

 

 

 

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こんにちは!髙杉多希です。

 

 

訪問してくれてありがとうございます。

 

 

 

 

雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、

畑で雑穀や野菜を育てたりして、

Instagramで情報発信をしたりしています。

 

「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪

 

 

 

トルコの例から見る、牛肉・牛乳の消費拡大

 

2011年にトルコで開始された、

「子どもの健康促進」と「酪農業の支援」を目的とした

牛乳給食プログラム。

 

 

伝統的にトルコで食べる動物性食品は、

羊やヤギの乳製品・肉が中心でしたが、

 

国をあげた政策により、

近年は牛乳・牛肉の消費が増えているそうです。

 

 

 

しかし、草食の牛を効率よく肥育するには、

濃厚飼料として大量の穀物が必要。

 

農業大国でもあるトルコですが、

その多くを海外から輸入しているのが現実です。

写真は日本。写真ACさんより。kome66さんよりお借りしました。
写真は日本。写真ACさんより。kome66さんよりお借りしました。

牛の飼育と環境負荷

 

牛を育てるためには、

たくさんの飼料を確保できる大規模な農地や水資源が必要です。

 

また、牛は温室効果ガスであるメタンを大量に排出します。

さらには、飼料を育てるための農地のため、熱帯雨林を切り拓いています。

 

こうした現代的な畜産の拡大は、地球環境への負担を大きくしています。

 

 

さらに、飼料の多くが、

アメリカやブラジルなどからの輸入に頼っているため、

 

輸送による二酸化炭素の排出も増え、

国際情勢の影響も受けやすくなっています。

 

 

伝統食の知恵とやさしさ

 

一方、昔ながらの食生活は、普段は豆・穀類・野菜中心。

牛肉や牛乳は「ごちそう」や「とっておきの日」に楽しみでした。

 

日本でも、肉や魚はたまに獲れるもので、

普段は穀物・味噌・葉物野菜や根菜。

 

鶏がいる場合は、採卵用(今のように毎日は取れない)。

牛や馬がいる場合も、農耕用としての利用でした。

 

こうした伝統食は、地域自給が可能なため、

環境への負担が少なく、

体にも負担が少ないことが、

多くの研究でも明らかになっています。

 

 

体にも地球にもやさしい選択肢

 

現代では、肉や乳製品は手軽に手に入ります。

 

でも、そこに至るまでに、

 

どれだけの資源が使われ、

どんな犠牲があるのか、

 

意識を向けることはとても大切です。

 

 

牛肉や牛乳は決して安いものではありません。

現状の価格で販売できる背景には、必ず「しわ寄せ」があります。

 

・切り拓かれる熱帯雨林

・低賃金で働く農夫や子どもたち

・住みよい地球

・私たち自身の健康

 

これらすべてが、目に見えないコストとして支払われています。

 

 

未来につながる食卓を

 

伝統食とは、決して貧しい食事ではありません。
我慢する食事でもありません。

 

それは、みんなが持続して、地球で仲良く暮らしてきた証。
体と地球をいたわる、「やさしい選択」です。

 

私たち「つぶつぶ料理教室」がお伝えしている
未来食やマトナデシコCookingでは、
雑穀と野菜を主役にした、体も地球も元気にする料理を学べます。

 

 

美味しい!と楽しむだけで、
自然に明るい未来づくりへとつながっていくのです。

 

 

 

伝統的な食文化の知恵や、

環境・健康への影響を意識して、

よりよい選択肢を「自分で選ぶ」こと。

 

そんな一歩が、

未来の自分にも、地球にも、

やさしい社会につながるのではないでしょうか。

 

 

そんな食卓を実現したいな!と思った方は、

どうぞ体験レッスンにご参加くださいね。

 

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 

 

高杉多希

 

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