やりきったーーー！
青森オペラ「愛の妙薬」本公演、無事に終了しました！
思えば１年前、どんな歌を歌うのかも分からない、
高音域が思うように出ないところからのスタート。
よくここまで来れた...！最高の仲間たちです！
こんにちは！髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
オペラ本番の日。
舞台に立った瞬間、まず最初に出てきた気持ちは、
「今日を迎えられて良かった」
その一言に尽きました。
去年の夏に「やろう」と決まってから、本番までの１年。
私は記録係として、
動画を編集したり、
チラシやSNS発信を考えたり、
裏方としてもずっと関わってきました。
日々の忙しさに流されそうになりながらも、
誰かが見てくれてる。
誰かの心に届くかもしれない。
そう信じて、走ってきました。
だからこそ、あの舞台に立ったときは、
「やっとここまで来た」
という、ほっとしたような、
すがすがしいような、
不思議な安堵感があったんです。
もちろん緊張もありました。
でも、それ以上に
「今ここに立ててるんだ」
っていう感動のほうが大きくて、
なんとも言えない満ち足りた気持ちでした。
私は普段メガネをかけているのですが、
舞台ではメガネもNGなので、
客席はぼんやりとしか見えないんです。
でも、それでも伝わってくるものがありました。
客席の空気感。
舞台を観ようとしてくれてる。
楽しみにしてくれてるっていう気配。
1300人入るホールに400人弱のお客様という現実に、
ちょっと寂しい気持ちもあったけど、
それでも「来てくれた人がいる」というありがたさを感じながら歌っていました。
歌に関しては、
１年前にはちょっと苦しく感じていた高音が、
自然に出せるようになっていました。
あれ？ って思うくらい、すっと声が出て。
技術的なことにあれこれと頭を使うんじゃなくて、
練習を体が覚えている。
また、合唱団の皆の声が後押しになって、
自分の声も導かれるように
演奏が始まると、歌が口から流れてくるような感覚でした。
そのおかげで、
演技や言葉の運びのほうに集中できて、
本当に気持ちよく歌えたと思います。
それに、舞台上のやりとりも楽しかった！
ジャンネッタ役の川並さんがとっても可愛くて、
演技中に目が合うと、ふわっと嬉しくなるんです。
ネモリーノを女性陣が取り合うシーンで、
彼女に思いきりパーンと押されて弾き飛ばされたんですけど、
すごく楽しかったです。吉本新喜劇になった気分（笑）。
他にも、村人役の一員として、
ベルコーレがネモリーノを殴るシーンでは、
怖がる様子を表現するために、いろいろ考えました。
セリフは無いけど、舞台上にいる間は、ずっと役柄として動く。
こんな時に人はどういう動きをするのか？
舞台で体全体を使って思いっきり表現するって、
こんなに楽しいんだって。
誰にも邪魔されないで、ただその世界を生きるって、なんて自由なんだろうって。
この経験を通して、
私はもっともっと舞台を観に行きたいし、
やってみたい人がいたらどんどん仲間になってほしいと思いました。
観るのももちろん楽しいけど、
やってみることで感じられる“心の豊かさ”って、
何ものにも代えがたい。
私自身がそれを実感したからこそ、
次のオペラも満席の舞台で、
一人でも多くの人と一緒に立ちたいって心から思います。
本番が終わったらすぐに、
今度はつぶつぶの撮影のために山形へ。
まさに怒涛のスケジュール。
でも、不思議と心は元気です。
走り抜ける1週間のあとには、
少しゆっくりする時間もちゃんととりたい。
そう思えるのは、この充実があるから。
この1年、本当に、よくやったね、私。
そう言って、静かに深呼吸しています。
オペラの様子は、青森オペラInstagramでご確認ください。
本業は、つぶつぶ料理教室ですので、ぜひレッスンもお越しくださいね！
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