
オペラ本番を終えた翌日、すぐに山形へ向かいました。
向かった先は「いのちのアトリエ」。
山形県の中でも、南に位置する小国町なので、青森からだと車で7時間...
自然の中で、人と大地がつながりながら暮らしていく、その息づかいを感じる場所です。
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
オペラ本番を終えた翌日、私は山形へ向かいました。
向かった先は「いのちのアトリエ」。
目的は、そこで行われている「大地の再生」や「雑穀栽培」の様子を撮影すること。
未来の食と農の可能性を、自分の目で見て、カメラで切り取って伝えるために。

到着して、最初に感じたのは、空気の清らかさ。
深呼吸したくなるような、澄んだ風が吹いていました。
目に入る景色もまた、
どこか輪郭がはっきりしているような不思議な感覚で、
「ああ、ここに来られてよかったな」と自然に思えました。
撮影中、印象的だったのは、ただ農作業を撮るという以上に、
その土地と向き合う人たちの在り方が画面に現れてくることでした。
誰かの動き、土を触る手の動き、そこに流れる会話。
それは、単なる“記録”では収まらない、
「いのちの循環」を感じさせる瞬間ばかりでした。
特に感じたのは、
「伝えることの難しさ」と、
「伝えたいという衝動」が同時にやってくる、ということ。
動画では、粒の大きさや質感、
空気の重さや音のない沈黙までは、
どうしても完全には伝えきれない。
けれど、それでもカメラを回す。
なぜなら、そのギャップを埋めたいと思う人が、
きっとどこかにいると信じているから。
「これを見て、自分の目で確かめたくなった」
と思ってもらえる映像を届けたい。
撮っている間もずっと、その気持ちが背中を押してくれていました。
映像は入口にすぎなくて、
本当に大切なのは、
そこから「自分で体験してみる」ことへつながること。
そのきっかけになれたらと願いながら、カメラを構えました。
私はこれから伝えていきたいと思うことは、
「自分を育てる方法」です。
それは単に健康になるとか、
暮らしが便利になるということだけじゃなくて、
自分の中にある“いのちの声”をちゃんと聴いて、育てていくこと。
山形で見た光景は、まさにそれを体現していました。
土を育てることは、自分を育てること。
それを、肌で感じた時間でした。
このあとも、さまざまな撮影や編集の仕事が続いていきますが、
今回の山形での経験は、
私の中でひとつの芯のようなものになってくれそうです。
いのちの風景を、これからも丁寧に伝えていけたら。
そんなふうに感じながら、静かに心を整えています。
青森県弘前市で料理教室もしていますので、
ぜひお近くの方は、私に会いに来てね!
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