
映画「国宝」をやっと観てきました。
「すごかったよ!」「観に行った方がいいよ!」
という前評判だけを聞いて、
特に情報を仕入れずに映画館へ行ってきましたが、
本当にすごかった!観に行った方がいいよ!
(注意:若干のネタバレを含みます)
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
映画「国宝」やっと観てきました!

ホントにこの二人が美しかった~!
白塗りをしている吉沢亮さんが、
キレイすぎて、逆に人間味がないレベルでした。
ラスト前のインタビューシーンで、
記者が
「順風満帆な人生だったと思いますが...」
と聞いた時は、
「どこがじゃ!」と思いましたが、
でも、知らない人にとっては、
明るい部分しか見えない訳で。
「人間って、人の一面しか知れないんだなぁ」
と複雑な気持ちになりました。
何かを究めようとする人が、
順風満帆だったことなんて聞いたことないし、
(むしろ死にかけてる話ばっかり聞いてる)
主人公がとにかく真摯に生きたが為に、
しがらみに絡め取られて、もがき続けた。
誰も悪くないどころが皆真っ黒かもしれない…
そんな泥臭いストーリーでありつつ、
吉沢亮さんの顔がとにかくキレイ😆✨
あと、歌舞伎の身体能力がやばい。
観てるだけで足がツリそうな動きばっかり😂
そういうところは「さすが男子…」と思った。
筋肉に物言わせて力技でやりやがって…
脇役の俳優さんも、好きな方ばかりで、
出てくると嬉しかったです😊
私が特に好きなのは、
「梅木」役の嶋田久作さん。
昔から、影のあるような、
得体の知れない役柄が多かったと思うのですが、
今回は、歌舞伎の興行を手掛ける三友の社長で、
主役の2人を若い頃から見込んで、様々な大舞台を用意する、
陽キャで金持ちでバブリーな感じのシャッチョさん♪
あと、この映画の中で、
引き締め役というか、観る側の心の代弁者だったのが、
三浦貴大さん演じる「竹野」。
歌舞伎の興行を手掛ける三友の社員で、
なのに、歌舞伎に興味がなくて、
吉沢亮さん演じる「喜久雄」にケンカを売ったりしてたのに、
こぶしを交えたせいか、
辛い立場になった喜久雄を支える立ち位置に居続ける、
というのが、ウルウルしました。
ケンカして仲良くなるとか、男の友情かよ!と思いましたが(笑)。
その辺は、女性には理解はできても納得は出来ない(笑)。
あと、吉沢亮さん演じる「喜久雄」のライバルで、
横浜流星さん演じる「俊介」は、
どこか男性っぽさが残る舞だったように見えたけど、
終わってみてから、
「あ、あれってワザとだったんだな」
と思いました。
「喜久雄に敵わない」ということを、
観る人も感じるために、あえて女性らしさを出していかない感じ。
それによって、喜久雄の柔らかで嫋やかな演技が光る...
なるほど~...と、鑑賞後に1人で唸っていました。
そして、忘れてはならないのは、
田中泯さん演じる「万菊」。
人間国宝の女形の歌舞伎役者として、
泯さんは、御年80歳と思えぬ舞を披露。
言葉の発し方や、手招き一つとっても、
もはや人外...と思ってしまうミステリアスな雰囲気をまとい、
登場するだけで、空気を支配するような感じでした。
あと、気になるのは、喜久雄をめぐる女性陣。
喜久雄の幼馴染の「春江」は、
俊介とともに行方をくらまし結婚、出産。
手ひどい裏切りにも思えますが、(実際そうだが)
春江は、喜久雄にとっては歌舞伎の次。
俊介にとっては、歌舞伎で喜久雄の次。
その「敵わない」という気持ちで惹かれ合っちゃったのかな...
それから、見上愛さん演じる「藤駒」。
これが、めちゃくちゃ可愛い~!!
喜久雄が京都の花街で出会う芸妓で、
まだ無名の喜久雄の才能に惚れ込み、
2号さん宣言をする役柄ですが、
そもそも1号さんが居なかったのに、なぁ。
でも、喜久雄が結婚生活に向いてないと思ってたのかも。
けど、喜久雄は、
ちゃんと家族や女性は大事にはしてたし、
(夢中になれないなりに)
仁義を重んじて、筋を通そうとして、
周りのしがらみに翻弄された...
という印象でした。
最後の鷺娘の舞では、
本当に美しくて、別世界で。
あれは、大きなスクリーンで...
ひいては、歌舞伎の舞台で生で見た方がいいですね!
なんといっても、その歌舞伎の上演後に映った、
万雷の拍手の観客席の様子で、
手前の席の女性が、
感動の涙を、「両手のひらで両目を押さえる」
ということをしてたのが見えて、
「そりゃコレを生で見たらそうなるわなぁ…」
と、すごくリアルに感じました。
エキストラとしてそこにいたとしても、
感動せざるを得ないでしょう。
他にも書き上げればキリがないくらいですが、
3時間があっという間でした!
凄すぎて泣けない、なんてことがあることにも自分でびっくりしました。
新しいポケットティッシュ、持って行ったのに(笑)。
まだ観てない方は、
ぜひ映画館で見てくださいね!
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