思い切って土壌分析をしてみたら、
思っていた以上に、うちの畑は「栄養不足」でした!
おかげで、様々な気づきが生まれ、
これまでのやり方を見直す、
大きなきっかけになりました。
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
あなたの畑では、土壌分析ってしたことありますか?
私は今回初めてお願いしました。
これまでは、
「なんとなく元気そう」
「去年も育ったから大丈夫」
そんな感覚で、畑と向き合ってきました。
あと、半分は意地だったと思います。
私の畑は、約8年間、
無肥料・無農薬の自然栽培を続けてきました。
最初の2〜3年は、比較的うまく育っていました。
おそらく、それまでの慣行栽培の栄養が残っていたのだと思います。
でも年々、
・雑穀の穂が小さくなる
・背丈が伸びない
・収量が落ちる
そんな変化が出てきました。
そして決定的だったのが、土の状態です。
土が固くて、15cm以上、支柱が刺さらない。
作物を支えるどころか、
土そのものが動かない感覚でした。
それでも、
「自然栽培だから、そのうち良くなるはず」
と思って、草を漉き込んだり、
一昨年からは大地の再生にも挑戦しました。
でも、土が固すぎて溝も切れず、
正直、手応えはあまり感じられませんでした。
そんな中で4年ほど前から学んでいたのが、
自然摂理の仕組みを利用しての栽培技術です。
原子数といった化学的でミクロなアプローチが新鮮で、
夢中で学んでいました。
昨年、試しにホタテ貝殻残渣を少し施用してみたところ、
・アマランサスやエゴマの葉に穴が開かない
・明らかに生育が良い
・収穫量が増えた
今までとの違いが、はっきりと出ました。
そこで今年、
改めて土壌分析をしてみたところ…
想像以上の結果でした。
・CEC(保肥力)がかなり低い
・窒素がほぼない
・マグネシウムやカリウムが不足
・鉄やマンガンなど微量要素が極端に不足
一方でカルシウムが多く出ていましたが、
これは昨年入れたホタテ貝殻残渣の影響と考えられます。
つまり、それを除けば、
もともとの土は、全体的に栄養不足の状態だった
ということです。
私の畑は、山から離れた平野部にあります。
山に近い畑であれば、
水や有機物によって栄養が補われやすいですが、
平野部では、
・流れた栄養は戻りにくい
・収穫すれば、その分は外に出ていく
つまり、
補給がなければ、減る一方の環境です。
そんな状態で、自然に任せたり、
風や水の巡りを整えたとしても、
ないものは、ない。だから育たない。
今回、そのことがはっきり分かりました。
そして、気が付きました。
これまで私は、お腹が減っている人に、
ご飯も出さずに働いてもらっていたようなものだったのかもしれない。
エネルギーが足りていない状態で、
「ちゃんと育ってね」と期待していた。
でも、エネルギーがなければ、動けない。
それは人も、土も同じなんだと思います。
畑さん、ゴメンナサイ…!!!
また、今回感じたのは、
「足りないものを補う」という点では、
自然摂理の仕組みを利用しての栽培技術の考え方は、
未来食とよく似ているということ。
ただ、大きな違いもあります。
人間には、「美味しい」というセンサーがある。
でも土は、何が足りないのかを教えてくれません。
自分で食べものを取りに行くこともできません。
だからこそ、
見えない部分は分析して、数字で知る必要がある。
そう感じました。
さらに大事だと思ったのが、
元気な土でできる方法と、
弱っている土でできる方法は、
違って当たり前ということ。
今回のことを通して、
こんなふうに捉えてみました。
・自然栽培=整った土をさらに高める(ゼロ→プラス)
・大地の再生=巡りを整える(ゼロ→プラス)
・慣行栽培=直接的に補う(マイナス→引き上げ)
・今回の方法=不足を補い整える(マイナス→ゼロ→プラス)
今のうちの畑は、
ゼロではなく、マイナスの状態。
だから今回は、
まずゼロに戻すことを優先したいと思います。
今年は、
土壌分析の結果に基づいた施肥設計を受け入れて、
太陽熱養生処理も畑全体でやってみたいと思います。
まずは土を健康な状態に戻すこと。
その先に、
雑穀の茎や葉を緑肥として戻し、
循環がよみがえる可能性にも期待しています。
そして、今年の目標は、
「雑穀栽培が成功した」と言える状態にすること。
その一つの目安として、
1つの雑穀で20kg以上の収穫を目指します。
土は、自分の内側ではないからこそ、
状態を感じ取ることができません。
だからこそ、
健康診断をしてあげることが大事。
草の状態などの観察と感覚も大切にしながら、
見えない土の部分はきちんと知る。
その上で、
今の状態に合った方法を選ぶ。
それが、
これからの畑づくりだと感じています。
この挑戦がどうなるのか。
ちゃんと肥料を運べるのか?
太陽熱養生処理は上手くいくのか?
途中経過や結果も、
記録として残していきたいと思います。
お楽しみに!

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