先日SNSを見ていて、
海外のビーガンの方が亡くなったというニュースが目に飛び込み、
そのコメントに、いろいろな意見が出ているのを目にしました。
その中で、少し気になる言葉がありました。
「肉を食べないからだ」
「極端な食事制限はダメ」
「だから私は肉をやめない」
でも、本当にそうでしょうか。
彼女は、ビーガン「だから」亡くなったのでしょうか。
私が感じた違和感を、少しお伝えしたいと思います。
※画像はChatGPTに作成してもらいました。
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
今回のニュースは、すでに何年も前の海外のものでしたが、
本当に痛ましいことだなと思います。
その方は、多くの人の健康や持続可能な未来のために、
ビーガンであることの必要性を発信していたのではないか。
ただ、残念ながらお亡くなりになられてしまった。
対する反応は、
「だからビーガンは危険」という、
とてもシンプルな結論にまとめられてしまっていることでした。
でも、話はそんな単純なことではないと思っています。
■ 極端な一例で全体を判断していないか
今回のケースは、たしかに痛ましい出来事です。
ただ一方で、
現実には
肉の食べすぎや偏った食生活によって
体を壊している人の方が、はるかに多いのも事実です。
それなのに、一人のケースを見て
「だからビーガンは危険」と結論づけるのは、
少し乱暴ではないでしょうか。
■ 問題は「ビーガンかどうか」ではない
ここで大切なのは、
ビーガンか、肉食か、ではなく
食べ方がどうなっているかです。
・フルーツだけ
・肉ばかり
・加工食品に偏る
どれも共通しているのは、
偏りすぎていることです。
※今回のビーガンの方は、
植物性なだけではなく、
フルータリアン(果物だけを食べる主義)だったそう。
■ 「自然な食事」とは何か
そもそも、「自然な食事」とは何でしょうか。
ビーガンの思考としては、
植物を食べることが自然と思うからこそ、
そのようにしているのだと思います。
けど、私が大切にしたいのは、
「ヒトという生き物にとって自然かどうか」という視点です。
■ 人間は「料理して食べる」生き物
その場にあるものをそのまま食べるのは動物。
でも人間は、火を使い、組み合わせ、料理して食べます。
つまり、
人間は、料理して食べることが前提の生き物です。
フルータリアンやローフードのような食べ方は、
一見自然に見えて、
実は人間の特性とは少しズレているとも感じます。
■ その力は、本能ではなく「受け継がれた技術」
ただし、この「料理する力」は本能ではありません。
先人から受け継がれてきた知恵や技術です。
・火の使い方
・食材の組み合わせ
・保存や発酵
そうした積み重ねによって、
人間の食は成り立ってきました。
■ その技術が弱くなっている今
現代は、
・食の外部化
・加工食品の普及
・忙しさによる時短
によって、
体は人間のままなのに、
食べ方の技術だけが弱くなっている。
そんなことが起きているように感じます。
■ 「肉」という言葉の曖昧さ
もう一つ感じるのは、
「肉」という言葉の使われ方です。
「昔の日本人も肉を食べていた」
と言われることがありますが、
同じ“肉”でも、
その中身はまったく違います。
昔は野生の肉を、特別な機会に少量。
今は畜産の肉を、日常的に大量に。
同じ言葉で語るには、
あまりにも違いが大きいのです。
■ 今の食べ方は自然なのか
人類の歴史を見ても、
肉は「食べることもある食材」であって、
今のように日常的に大量に食べるものではありませんでした。
さらに現代は、
どこでも同じように肉が手に入る時代です。
これは便利である一方で、
人としても、地球環境としても不自然な状態
と言えるのではないでしょうか。
■ 私が大切にしたいこと
だからこそ大切なのは、
何を食べるか、ではなくどう食べるか。
・その土地で手に入るもの
・無理なく続けられる形
・偏りすぎないこと
・きちんと料理されていること
そういった積み重ねが、
ヒトにとって自然な食事につながるのだと思います。
今回のニュースを通して感じたのは、
ビーガンだから体に良い、悪い。
肉を食べるから体に良い、悪い。
そういう単純な話ではない、ということです。
大切なのは、どんな食べ方をしているか。
そのうえで、私自身は、
持続可能な地球環境と自分の体のことを考えて、
肉の摂取はなるべく控えたいと考えています。
ただ、それも「これが正しい」という話ではなく、
あくまで一つの選択です。
そして、同じように感じている方で、
それでも「美味しいものも健康も大切にしたい」と思う方には、
つぶつぶ料理をおすすめします。
無理に我慢するのではなく、
自然と満たされながら整っていく食べ方があることを、
ぜひ体験してみてほしいと思います。

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