日本の食料問題って、農家さんが大変だから起きている――
そんなふうに思っていませんか?
でも、食や農業について学び続けてきた中で、
「それだけではない」と感じています。
この記事では、
日本の食料問題の原因をひもときながら、
「このままで大丈夫なのか?」という視点で、
私たちの暮らしとのつながりを考えていきます。
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
「日本の食料問題」と聞くと、
・食料自給率が低い
・農家が減っている
そんな言葉が真っ先に浮かびます。
私自身、これまで農業のあり方や、
農薬や肥料に頼る栽培について違和感を持ちながら、
食について学び続けてきました。
その流れの中で改めて考えたとき、
やっぱりこの問題は、
とても一言では語れないものだと感じています。
まずよく言われるのが、日本の食料自給率の低さです。
多くの食べ物を海外からの輸入に頼っている状態です。
それに加えて、
・農家の収入が低くなりやすいこと
・農業人口の減少や高齢化
・農薬や肥料に頼る栽培方法
・種や苗の権利の問題
・気候変動による不安定さ
こうした問題が重なっています。
こうして並べてみると、一つの原因ではなく、
いくつもの要素が絡み合っていることが分かります。
そしてこのまま何も変わらなければ、
「いつでも好きなものが買える」という前提は、
当たり前ではなくなるかもしれません。
こうして見ていくと、
食料自給率の低下や農家の減少だけでなく、
一方で、
食べ物があふれている状態や、
外食や中食が増えて、
家庭で料理をする機会が減っていること、
そして、昔はあまり聞かなかった
体調不良や不定愁訴が増えていることなども、
無関係ではないと感じています。
一つひとつは別の問題に見えるけれど、
実は同じ流れの中で起きていることなのかもしれません。
そう考えると、見え方が少し変わってきます。
そして大事なのは、
これが「農家さんだけの問題ではない」ということ。
少し整理してみると、こんなふうに分けて考えられると思います。
国:
・効率や価格を重視した農業政策になりやすい
・輸入に頼る仕組みが前提になっている
・新しい技術や大規模化を優先する流れ
消費者:
・できるだけ安いものを選びがち
・食べ物の背景を意識する機会が少ない
・いつでも同じものを求めてしまう
農家:
・価格が低く抑えられ、収入が不安定になりやすい
・効率化や規模拡大を求められる
・人手が足りず、農薬や肥料に頼らざるを得ない状況もある
こうして見てみると、
どこか一つだけの問題ではなく、
社会全体の仕組みの中で起きていることなんだと感じます。
つまり、誰か一人の問題ではなく、
この仕組みをそのまま使い続けている
私たち全員の問題でもあるということです。
さらに最近では、
ゲノム編集や重イオンビームなどを使った新しい品種改良も進んでいます。
気候変動に対応するために、
短期間で強い品種を作ろうという流れですが、
一方で、こうした技術に頼りすぎることに、
少し立ち止まって考える必要もあるのではと感じています。
自然は思い通りにいかないことも多く、
想定外の変化が起きることもあります。
だからこそ、ひとつの方法だけに頼るのではなく、
色々なやり方や作物が共存していることも大切
と感じています。
もし、一つの方法に頼りきった時に、それが崩れたらどうなるのか。
その前提も、一度考えておく必要があるのかもしれません。
では私たちはどうしたらいいのか?
大きなことを一気に変えるのは難しいですが、
私たちにできることもあります。
たとえば、
・食べ物を「安さ」だけで選ばない
・どこで誰が作っているかを意識してみる
・地元のものを選んでみる
・少しでも自分の手で育ててみる
小さなことかもしれませんが、
何も選ばない・しないままでいることも、実は一つの選択です。
だからこそ、
「何を選ぶか」を少しだけ意識することは、
これからますます大事になっていくと思っています。
だからこそ、
主食の一つでもある雑穀を育てることや、
それを手料理して食べる暮らしは、
今だからこそ、改めて見直す価値があるのではないかと感じています。
それは、未来を持続可能なものにするためでもあり、
同時に、今の自分たちの暮らしを整えることにもつながっている。
そして、今は、
そうした選択を考える「分岐点」に立っていると感じています。
正解は一つではないと思います。
もしかしたら、もっと良い方法があるかもしれない。
でも、今の食のあり方について、
少し立ち止まって考えてみることはできる。
もし少しでも引っかかるものがあったら、
それは「今、あなたが行動するタイミング」なのかもしれません。
この記事を読んでくれた方はぜひ、
感じたことをコメント欄に書いてみてくださいね。

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