日本人には馴染みのない習慣「バカンス」。
日本にいれば、それを味わうことはないのですが、
オペラ合唱の指導に来てくださってる、
イタリア歴20年の指揮の山崎隆之さんから、
バカンスってどんな感じか聞いてみました。
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
オペラ「ラ・ボエーム」の練習の合間に、
イタリアで活動されている指揮者・山崎さんから、
イタリアでの暮らしや働き方について聞く機会がありました。
その中で、特に印象に残ったのが、
「バカンス」の話です。
山崎さんのお話では、
イタリアで働いていた時は、バカンスとして、
1年のうち合計3か月くらいはお休みがあったとのこと。
最初に聞いた時は、
「えっ、そんなに休むの?」
と思いました。
日本で暮らしている感覚からすると、
なかなか想像できません。
ChatGPTに聞いたところよると、
イタリアでは、労働者に最低4週間の有給休暇があり、
そのうち2週間は、まとまって取ることが前提になっているそうです。
土日とは別に、平日の有給休暇として2週間分なので、
土日を含めると半月ほど仕事から離れることになります。
それも「最低でも」ということなのですから、
日本の感覚からすると、かなり思い切った休み方に感じました。
今年のゴールデンウィークだって、
「長い人だと12連休!」みたいに話題になったりしましたね。
イタリアでは、「休み」が特別なご褒美ではなく、
最初から暮らしの中に組み込まれている感じがして、
とても印象的でした。
日本だと、
休むことにどこか後ろめたさがあったり、
「忙しいこと」
「頑張っていること」
「休まず働くこと」
が、美徳のように見られることもあります。
でも、イタリアの話を聞いていると、
働くことと同じくらい、
休むこと、
楽しむこと、
自分の時間を持つことが、
当たり前に大事にされているように感じました。
羨ましいなと思う一方で、
私だったら、
そんなに休んだら仕事の仕方を忘れてしまいそう。
とも思いました(笑)。
そして正直、
「それで経済は回るの?」
という心配までしてしまいました。
完全に日本人の感覚です...
いやでもイタリア人は働かない、って聞くしな(笑)。
でも、きっとそこには、
働き方に対する根本的な意識の違いがあるのだと思います。
仕事を中心に人生を組み立てるのか。
人生の中に仕事を置くのか。
働くことは尊いことと思っているのか?
なるべく働かないことが良いとされているのか?
この違いは、とても大きい気がします。
もうひとつ面白かったのが、
山崎さんが海の近くに住んでいた時は、
仕事の前に海に入って、
仕事が終わったら、また海に入る、
という暮らしをしていたそうです。
その話を聞いただけで、
日本の「出勤前にバタバタ支度して、時間に追われて職場へ向かう」
という感覚とは、
まったく違う時間が流れているように思いました。
もちろん、
日本でも海の近くに住んでいる人なら、
そういう暮らしをしている方もいるかもしれません。
でも、
私にとってはかなり新鮮でした。
さらに、
イタリアの人たちは海で泳ぐというより、
日焼けをするためにビーチにいる人が多い、
という話も聞きました。
日本では日焼けを避ける人も多いけれど、
イタリアでは日に焼けることそのものを楽しむ感覚がある。
同じ「海に行く」でも、
何を楽しむのかが違うんですね。
こういう話を聞いていると、
文化の違いは、
食べ物や言葉だけではなく、
時間の使い方にも表れるのだなと思います。
いつ働くのか。
どれくらい休むのか。
何を楽しみにして暮らすのか。
どこまでを仕事と考え、
どこからを自分の人生と考えるのか。
イタリアの働き方の話を聞きながら、
そんなことを考えました。
私は日本で暮らしていて、
青森で料理教室をして、
オペラの活動にも関わっています。
やることはたくさんあります。
でも、
ただ忙しくするだけではなく、
自分の暮らしの中に、
ちゃんと休む時間や、
楽しむ時間を入れていくことも、
大切なのかもしれません。
オペラの練習の合間に聞いた、
イタリアの働き方の話。
遠い国の話でありながら、
「私はどんなふうに働きたいのか」
「どんなふうに暮らしたいのか」
を考えるきっかけにもなりました。
また面白い話を聞いたら、
少しずつ書いていきたいと思います。
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