つぶつぶ流合わせ油「なたね油:ゴマ油=7:3」の秘密

雑穀と野菜で作る家庭料理教室

たきさんちの高杉多希です!

 

訪問してくれてありがとうございます!

 

私が所属してる「つぶつぶ」では、

日常遣いの油を、

「なたね油:ゴマ油=7:3」

でおすすめしています。

 

「これがイイんですよ!」

とおススメしているものの、

「はて?なんで、この割合なんだろうな?」

って考えてみたくなったわけなので、

お付き合いしてくれる人は、

最後まで読んでみてね!

 

 

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私たちの体には、油が必要です。

 

体をスムーズに動かしたり、

細胞を覆う膜を作ったり。

様々な働きをしてくれています。

 

油が無いと、

お肌がカサカサになったり、

血管が固くなったり、

筋肉がスムーズに動かなかったり。

 

肌荒れやアトピー、

脳血管障害や子供の成育などに関わってきます。

 

 

では、どんな油が良いのか?

 

最近では、オメガ3脂肪酸である、

αリノレン酸がもてはやされて、

エゴマ油が流行ったりしました。

 

でも、どうやって食べたら良いのか分からず、

とりあえずサラダにかけて食べたりしてる。

しかも美味しいとか関係なく、

「健康に良いらしいから」…

 

それって本当?

 

 

実は、脂肪には種類があり、

その中の一つが大事!ではなくて、

 

全体のバランスが大事!なんです。

 

αリノレン酸を摂るとイイよ!

って言われるのはなんでか?と言えば、

 

飽和脂肪酸とオレイン酸を取り過ぎて、

脂肪酸のバランスが崩れているから、なんです。

 

 

 

 

と、ここで、疑問に思ってください。

 

そもそも、αリノレン酸を増やすより、

飽和脂肪酸とオレイン酸を減らした方が早くない?

 

まず、そっち!

 

 

動物性食品には、大量の飽和脂肪酸が含まれ、

動脈硬化、心疾患のリスクが高まります。

 

脂肪の多い動物性食品を減らしましょう。

 

 

でも、飽和脂肪酸を減らしても、

αリノレン酸もゼロだったら、

バランスがとりようが無いんですけどね~。


 

じゃあ、どんなバランスだったら、

体に適しているのか?

 

 

Wikipediaさんに聞いてみましたら、

 

飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3

 

一価不飽和脂肪酸は、オレイン酸、

多価不飽和脂肪酸は、αリノレン酸やリノール酸のこと。

 

 

で、多価不飽和脂肪酸は、

リノール酸:αリノレン酸=4:1

 

 

※厚生労働省ホームページにも掲載してありました。

厚生労働省ー第六次改定日本人の栄養所要量について


 

この割合を計算すると、おおよそですが、

飽和脂肪酸:オレイン酸:リノール酸:αリノレン酸

=5:7:4:1

 

 

そこで、なたね油と、ゴマ油の脂肪酸バランスを検索してみました。

日清オイリオさんのHPの画像です。

 

ここに示されている数字から、

 

なたね油7:ゴマ油3では、

どのような脂肪酸バランスか計算してみました!

 

飽和脂肪酸:オレイン酸:リノール酸:αリノレン酸

=1.37:7.6:4.27:1

 



およそ、1:7:4:1、でした!




 

飽和脂肪酸が少ないですが、

オレイン酸、リノール酸、αリノレン酸のバランスは、

バッチリですね…!!!



(※2019/5/14追記

飽和脂肪酸とオレイン酸は体内で合成されるので、

特に頑張って取る必要はないみたいです。)


では、飽和脂肪酸が少ないとどうなのでしょう?

 

飽和脂肪酸の少ない食事では、

脳内出血のリスクが高まります。

 

戦前などの自給的な日本人の生活では、

もともとの食糧難もありましたが、

油の不足による脳血管のもろさによるとみられる、

脳内出血が多くあったそうです。

 

津軽弁で言うところの「あだり」ですね。

「あだりまぎ」なんて言葉もありますね。

「脳内出血家系」といったところでしょうか?

食生活は、脈々と受け継がれやすいですからね。

 

 

 

 

戦前の油の使用の仕方のデータを見ると、

(ごめん、どこに行ったか…)



※2020/2/16追記

ありました!

文献に見る食用油脂および油脂調理についてー昭和女子大学学術機関リポジトリ



ほとんどの家庭がなたね油で、

沖縄だけラードを味噌汁や炒め物に使っていました。

 

豚を屠殺してラードを作り、

ちびちびと使っていた沖縄のおばあは、

だから長生きだったんです。

 

 

でも、ラードがいいって事でないです。

ちびちび使わないと、肥満や脳梗塞の原因になりますから。

 

今は飽和脂肪酸の取り過ぎによる、

 

脳血管の血栓による詰まりで脳梗塞が多いです。

 

そして、今は畜産のエサも安心できない状況ですから、

普通に売ってるラードは特に…

 

 

摂取する脂肪の種類によって、

病気の種類が変わった、という現実があります。

 

 

 

じゃあ、足りない飽和脂肪酸はどうやって補うのか!?

 

 

なんと、植物にも含まれてますよ!

 

さっきの菜種油にも、ごま油にも入ってますけどね( ´艸`)

バランスの話ですからね。

 

参考までに…「簡単!栄養&カロリー計算!飽和脂肪酸

 

100g中

アマランサス 1.18g

カシューナッツ 9.97g

らっかせい 8.95g

くるみ 6.87g

オリーブ油 13.29g

高野豆腐 5.84g

納豆 1.47g

 

少しずつ食べてると、ちょうど良さそうですね。

 

ちょっと胡桃を食べとこうかな( ´艸`)

 

 

※2019/5/14追記

飽和脂肪酸とオレイン酸は、

体内で合成されるので、

特に食べ物で摂取に努める必要はないようです!

油の話の続き…飽和脂肪酸

 

 

というわけで、

 

自信を持って、

 

植物油の黄金比は、なたね油7:ゴマ油3!です!

 

 

(もちろん、薬品抽出ではなく、圧搾油をおススメしますよ~♪)

 

 

 おススメの油はコチラ↓↓↓

 

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 

 

高杉多希

 

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